論 考

学ぶことは多い

 米ビュー・リサーチ・センター調査によると、イギリスのEU離脱問題が発生して、EU諸国では、市民のEU支持を高まったそうだ。

 ドイツでは支持50%が68%へ、フランスでは38%が56%へ、イギリスでも44%が54%に跳ね上がった。

 イギリスのBREXITは、前首相キャメロン(EU支持)が保守党の勢力伸長を狙ったことから国民投票になり、本人が降板せざるをえなくなった。

 次の首相メイも要するに政権基盤強化を目論んで総選挙したが、当てが外れた。メイも本来はEU支持派だった。

 思うに、権力争奪に最大の価値を置く結果、本来きちんと論議しなければならないことがお留守になる。

 さて、東洋のひょっこりひょうたん島では、よほど性根を入れて政治を考えなくてはいけない。学ぶことは多い。