日々道楽

EU構想の素晴らしさ

 フランスでは市町村議会議員任期は6年。この4月が改選である。イギリス人の市町村議会議員750人余が議員資格と投票権を失った。

 フランスでは、EU連合の各国出身者が地方議会議員の選挙権と被選挙権を有する。地方議会は全国に35,048あり、全国ざっと50万人の地方議会議員に占める外国人は2,500人、うち750人がイギリス人の議員である。

 2001年からイギリス人にも、従来の投票権に加えて被選挙権が与えられていたのだが、この1月31日にイギリスがEUを離脱したために、イギリス人の地方議会議員は4月の選挙には資格がなくなってしまった。

 フランスにはイギリス人が15.7万人いる。過疎地などでは、英仏両国民が協力して地域を盛り立ててきた。国籍など無関係に信頼関係を育ててきた。

 EUでは、外国からの移民騒動ばかりが報道されてきたが、こちらは移民大歓迎というわけだ。小さな話のようでもあるが、EUという偉大な構想の意義を改めて感じ入る。