米国民主党の大統領候補決定には、代議員4,750人がまず選ばれる。そのうち3,979人が各州に割り当てられている。候補者になるためには1,991人を獲得しなければならない。
すでに終わった州では155人が確定している。3月3日のスーパー・チューズデイは、全体の3割に相当する1,357人が決められる。
目下の注目は、サンダース氏・バイデン氏、それをブルームバーグ氏とウォーレン氏が追うという構図である。当初劣勢だったバイデン氏が巻き返し、降板した中道派候補が支持を表明したので意気上がっている。
やはりサンダース氏が台風の目であるが、いずれの報道を見ても混戦というか、予想がつかないようだ。
1つは黒人票が鍵を握っている。バイデン氏のほうが黒人票を獲得するというのが当初の見方であったが、黒人票は反トランプで勝てる候補をどうするかという一点に絞り込まれてきた。マイノリティにサンダース氏が強い傾向がはっきり出ているのでなかなか見通しがつかない。