論 考

日本の対応は大丈夫か

 WHOが、新型コロナ・ウイルスをCOVID19と名付けた。Corona、Virus、diseaseを組み合わせた。

 CODIVD19の感染力は目下の計算では、1人から2.2人で、インフルエンザ1.3人より強く、麻疹の12人、SARSの3人よりは弱い。

 エアロゾル感染(aerosol)、空気中の微細な個体または液体が浮遊している状態における感染は、外科医が使用するサージカルマスク(surgical mask)でないと、防御用としては効果が期待できない。

 世界各国の懸命な研究によって、少しずつ事態の展望が開けつつある。潜伏期間について、3、4日辺りが多いようだが、長いのは24日という問診結果もあるようで、なかなか一筋縄ではいかない。

 ところで、ダイヤモンドプリンセス号でざっと3,600人が待機しておられるが、新たに乗客39人と乗員1人の感染が発見された。全員の検査をしていないというが、なぜなんだろうか。

 厚労大臣は、2週間の船内待機が終了する時点では全員の検査をすると答弁している。早期発見というのは医療行為の原則である。

 先日は、持病の薬がなくなったという声が報道された。客船の旅は相対的に高齢者が多く、薬を服用している人が多いのは常識だ。手抜かりなく周到に手当をしてもらいたい。