危ないトランプ政権をコントロールし支える柱として1年前には、Big5といわれたのが、国務長官ティラーソン、国防長官マティス、大統領補佐官マクマスター、商務長官ロス、それに身内のクシュナーであった。
ティラーソンとマクマスターが相次いで更迭された。その2人と併せてマティスが戦略的頭脳であったが、残るはマティスのみである。
常識的にはトランプ政権は音を立てて崩壊している。
もちろん、トランプ中心主義で見れば、トランプが邪魔者を排除して権力を独占したと見ることもできるが、わたしはそうは思わない。
いわば外堀を埋め、内堀を埋めたというのが妥当であろう。すなわち、トランプはますます孤立している。
今後何が起こるかはわからないが、貿易政策の無茶苦茶も重ねて考えれば、アメリカの凋落は間違いない。