自民党が、避難シェルター議員連盟なるものを立ち上げた。
ただいまは、もっぱら反撃能力論が盛んで、日本を攻撃しようとする相手を叩けば、万事よろしいというまことにナンセンスな話で、ついてはおカネをどう絞り出すかに関心集中している。
政治家という人種は、常識がないと思わざるを得ない。少々の反撃を食らって攻撃を止めるような相手はいない。
かりに相手側が攻撃する意図が先にあったにせよ、それを反撃すれば、まさに宣戦布告であって、戦争が始まる。
国民諸兄は、かかるトンチンカンな防衛費捻出に賛意を示す人が多いが、いったい、戦争開始すれば、狭い国土に逃げ場などないことを考えない。
遅れ馳せながら、そこで避難シェルター議連が結成されたのだろうが、どうせ地下鉄を防空壕に使おうという調子だろう。
政府与党の防衛論議は、あまりにも粗雑、乱暴な議論ばかりだ。20万人強ほどの自衛隊諸君がいかに精鋭だとしても、国民を守るのことは100%できない相談である。
いまの論議の延長上で、もし、開戦するようなことがあれば、相手と直接交戦しない民間人であっても、「いつでも蒸発いたします」という、心構えが大事でしょうね。よろしいですね。岸田さんが言えないので、代弁いたします。