日々道楽

じっくり話し合えないのか!

 今朝の朝日新聞読者投稿欄の記事である。――スーパーで、杖を使っている高齢男性が立てかけておいた杖が倒れたので、女子高生が気を利かして拾いあげようとしたら、男性が「触るな!」と大声を出した。女子高生も周りの人も驚いただろう。女子高生はたまらなかったに違いない。

 男性にすれば、コロナ騒動で他人に触れられるのが恐かったのだろうが、かなり面白くない話だ。わたしは幸い、このような嫌な場面に出会ったことはないが、世間は相当ヒリヒリしていることがわかる。

 IOCのバッハ会長は、日本が緊急事態宣言を出さねばならない事情にあるが、「緊急事態宣言は、ゴールデンウイークに向けた感染予防措置で、五輪とは無関係だ」とコメントした。不思議な見方ではある。無関係なわけがない。

 日本側が、中止を言い出しにくい事情を承知の上で、バッハ氏もまた「なにがなんでも」開催する姿勢を明確にしたわけだ。

 菅氏はじめ、政府与党重鎮のみなさまにおかれては、コロナ対策と同じで、お手上げのようだ。開催するにせよ、中止するにせよ、きちんと意思決定できる人がいない。こんな調子では、スポーツの「災典」になってしまう。