論 考

もやもや気分

 万年筆4本のカートリッジ・インキを黒・濃青・青・赤で使い分けている。近所の文具屋さんには、黒・濃青しかない。気づけば青が残りゼロ、赤も残り4本で心細くなったので新宿の文具店へ行こうとして調べてみたら休業中だ。

 電気製品の量販店に電話したら在庫あり。電気量販店に文具を置いているとは、いままで知らなかった。土砂降りの中を新宿へ。

 量販店はお客がほとんどいない。いまさらなのだが少々驚いた。応対してくれたのが女性店員2人! 小さな箱2つをありがたく購入した。

 往復の電車もガラガラ。たかがインキだけれど、一仕事おわった。今朝はがらりと変わって快晴、朝から気分よく机に向かっている。

 大変な事態であって米国ニューヨーク州が最悪状態を越えたらしい。わがほうはまだまったく先が見えない。最近、新聞社説で「もっと事態がどうなっているか情報開示せよ」という論調が増えた。ちょっと意外である。読者としては、日々の新聞を読んで検査体制1つとってもどうなっているのかずっと疑問である。取材や記者会見でもっと突っ込んで聞いてもらいたいと常々不満だ。

 共同や読売の意識調査で内閣支持率が落ちたと報ずる。単に政府の打つ手が不都合だというだけではなく、事態がわからないことや、本当に首相はじめ当局の言葉を信頼できるのかという不信感があるからだろう。

 ついでだが、共同の質問に「5月6日までに好転すると思うか」という項目があったが、こんなことを意識調査で聞いても無意味ではないか。