月刊ライフビジョン | くみあい学

21組合研究会 第23年次メンバー募集

21組合研究会

 「21組合研究会」は労組リーダーのための学習を提供しています。1996年11月13日を第一回に、以来年に11回の例会を続けています。11月から23年目の研究会をはじめます。

21研究会の進め方
       
研究会は有限会社 ライフビジョン代表・奥井禮喜の講義を中心に進めます。
  最初の一時間は奥井からテーマに関する講義をします。
  続いて定刻までフリートーク。軽食とアルコールがお供いたします。
  前頁11件のシラバスは、時節の話題と入れ替わることもあります。
  講義は毎回、一万字程度の原稿にしてお渡しします。
  「21研究会」はこのまま、皆様の組織内学習会に出前します。(費用別途)

日時   (原則) 毎月第二水曜日、18:30-20:30
   原則第二水曜日開催。状況によって変更することがあります。
会場   有限会社 ライフビジョン(原則)
       〒151-0063 渋谷区富ヶ谷1-53-4本橋ビル3F
       小田急「代々木八幡」商店街側出口左斜め前、ハンバーガー店ビル3F
       千代田線「代々木公園」1番出口地上右斜め前、ハンバーガー店ビル3F
年会費   42,000円/1組織(複数名参加可)  21,000円/1個人
       他に当日の軽食と飲物代としてご出席の都度1,500円/人 程度。
定員    10個人・団体
申込    組織・団体・お申込者名と連絡先住所、電話、メールアドレスを
         office@lifev.com または fax:03-3460-4456 にお申し込み下さい。

第23年次テーマ  働く人のコペルニクス的転回

 カント(1724~1804)は、主観が客観に従うのではなく、客観が主観に従い、主観が客観を構成していると考えた。これをコペルニクス的転回と称した。
 カント没後215年のいま、われわれが重たい現実であると考えているもの・ことを、その思想的光を念頭において見直してみよう。

 研究  1  2018/11/14(水) 1) なぜコペルニクス的転回なのか
 人は習慣の動物であり、その生き方を支配しているものは「慣性」である。力が作用しない限り物体はその運動を持続する。思想的慣性に問題はないか?
   研究  2  2018/12/12(水) 2)人間は、なぜいつまでも野蛮状態なのか
 内外に、市民的文明が崩壊するのではないかという危惧を拭い去れない。人間は「啓蒙」されて、さらに人間的な状態に進むのではないのか?
   研究  3  2019/01/09(水) 3)人生における「耐力」の意義について
 耐力とは構造物・部材などの荷重に対する抵抗力である。人生のpassage(通過)でも、さまざまの荷重がある。
   研究  4  2019/02/13(火) 4)日本人的apathy(無関心・無感動)を検討する
apathyの語源は、古代ギリシャのapatheia(アパテイア)である。それは、欲情に支配されない心境を意味した。
   研究  5  2019/03/13(水) 5)人生における孤独の意味
 「孤独」という言葉は味わう値打ちがある。人生のさまざまな場面における孤独について検討する。
   研究  6  2019/04/10(水) 6)「連帯」(solidarity、Jointly)の今日的意義
 集団や社会の進歩のための着眼点は「いかにして結合するか」である。事実の複合と単一の理論(作業仮説)を考える研究。
   研究  7  2019/05/08(水) 7)「自己組織性」の構想
 システムの活動自体によって、そのシステムの構造や形状が変化する。あるいは新たな秩序を形成する。頭を柔軟にして人と組織を考えてみよう。
 研究  8  2019/06/12(水) 8)働く現場のデモクラシー
 デモクラシーは働く人のバックボーンである。それは見ようとしなければ見えない。デモクラシーこそが社会発展の道しるべである。
 研究  9  2019/07/10(水) 9)「古典」を勉強する意味
 すべての酒の真髄は熟成にこそある。本の真髄も熟成にある。酒の熟成には限界があるが、本の熟成には限界がない。

8月 夏休み

 研究 10  2019/09/11(水)  10) なぜ歴史を勉強するべきか
 History repeats itselfの苦い意味を考える。歴史が人を作るのではない。人が歴史を作るのである。
  研究 11  2019/10/09(水)  11) まとめ