新聞の投書欄で、小学生が1週5日の習い事? をやっているという記述をみた。いわく、月・算盤、火・水泳、木・英会話、金・空手、土・サッカーだ。
傾向からして、運動神経のありそうな小学生だ。そこそこモノにすれば、そこそこたいしたものになりそうだ。なかなか忙しそうだけれど——
マックス・ウェーバーは、学生に向かって、しばしば「Disziplin」(鍛錬)の必要性を説いた。
優等生をめざさずとも、仮に劣等生であっても、鍛練する意義が身に付くかもしれない。
さらに追加すれば「考える」鍛錬ということになるが、忙しく課題を消化することだけに追われていると、これがすっぽり抜けてしまう。
しかも小学生だからなおさら考える鍛錬は難しい。
日々、70代の手習いを続けているものとして、見ず知らずではあるけれども、この小学生さんはエライと思う。