日々道楽

官僚と睡眠の因果関係?

 薄田泣菫(1877~1945)の『茶話』は面白い。

 19世紀の話だ。水の都ベニスは美しい女性が多い。その理由は馬車が少ないからだ。人々は馬車の喧しい音で安眠を妨げられる——

 美貌に睡眠不足は何よりの大敵だという前置きで、米国の某女学校で先生が睡眠の大切さを話すと、女生徒の1人が「何時間眠ればよろしいのですか?」。

 先生「男は6時間、女は8時間、馬鹿者は10時間」。

 女生徒は喜んで叫んだ。「わたしは馬鹿で、女だから18時間寝なくちゃ」。

 ところで6時間は短い。

 長時間労働は睡眠時間を奪う。仕事をこなすのに追われ、睡眠時間が減ると、今度は思考停止が起こる。

 昨今、エリート官僚の余りにもバカバカしい答弁や所業が目立つが、どうやら、これもまた睡眠不足のせいではないかしらん。