労使関係を根本から考えてみる
なにごとも歴史を考えなければ現在の立ち位置がわからない。昔から日本人はせっかちで、すぐに結論を求めるくせがある。ビジネスの世界では、とりわけその傾向が強い。「儲かるか、儲からないか」「損か...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
なにごとも歴史を考えなければ現在の立ち位置がわからない。昔から日本人はせっかちで、すぐに結論を求めるくせがある。ビジネスの世界では、とりわけその傾向が強い。「儲かるか、儲からないか」「損か...
「食」業としての政治家 印象に残った言葉である。全国行脚をしている山本太郎氏の街頭演説を聞いていた人が、山本氏に「信じていいんですか?」と言うのだそうだ。山本氏がどんな言葉で応じたかは知...
はかない存在の人間 1発の銃弾で戦争が始まる。戦争は簡単に始まる。ささいなことで殴り合いを始める人がいる。国と国との武力闘争も似たようなものだ。国の意思決定をするのはごく一部の人である。...
バーチャル法要 大都市の墓地が不足している。お墓の管理主体は寺院・公営・民営などあるが、大都市では懐勘定をするだけでも入手しがたい。公営は競争率が高すぎる。東京では年間2万人ほど亡くなる...
言論の府の崩壊 「薄氷を履む思いで慎重に政権を運営する」――2013年の安倍氏による年頭所感である。とても殊勝な心がけだと、誰もが感じたであろうか。 これは『詩経』の「戦戦兢兢、如臨...
愛国と憂国 自称愛国者は少なくないが、国を憂うる人は少ない。本当の愛国者とは、憂国の人ではなかろうか。その理由は、理屈で証明できる。 人は誰でも自尊心を持っている。しかし、人生には好...
人間の大きさに感嘆!した中国 5月25日、「高井潔司桜美林大学教授の定年最終講義」をライフビジョン学会主催で開催した。高井さんとのお付き合いは30年近くになる。日中交流月刊誌「LOOK ...
本田一成教授の『写真記録・三島由紀夫が書かなかった近江絹糸人権争議 絹とクミアイ』(新評論)が出版された。(以下『絹とクミアイ』とする) 「三島由紀夫が書かなかった」というのは、三島が...
メーデー今昔しのぶれば 今年のメーデーは第90回目であった。わが国のメーデーは、1920年が第1回で、35年の第16回を最後に軍国主義下の専制政治で禁止された。敗戦後46年の第17回メー...
民主主義からの離別状 1776年のアメリカ独立、1789年のフランス革命を起爆剤として、欧米に民主主義の大きな流れが興り、カール・シュミット(1888~1985)の言葉を借りれば、19世...