カントは、自然状態では人間は敵対的であるが、農業で生活できるようになり、さらに商業が発達すると平和に向かうと考えた。
農業も商業も戦争とは両立しない。
農業を通して、人類は、1人よりも協働するほうがよいことを学んだ。
商業は売る人と買う人の立場は異なるが、取引成立で双方が喜ぶ。相反する立場が納得して握手できるのはコミュニケーションが成立するからである。
さらに経済が発展するとグローバリゼーションは必然である。トランプ氏は、アメリカ第一主義をかざすが、歴史的必然性に刃向かうのは、21世紀のドン・キホーテである。
いま中米貿易関係が心配されるが、その長期的な帰趨を考えれば、アメリカのゴリ押しは必ず敗北せざるを得ない。