日々道楽

粗雑な政治が生む革命ごっこ

 ブラジルのポルソナーロ前大統領を支持する人々が、選挙の無効を唱えて議会などを襲った。米国トランプ組のコピーでしかないが、バカな行動ほど伝播力が強い。いわゆる革命ごっこである。

 少し真面目に考えればわかる。政治は、人々のものの考え方、利害関係などさまざまあるから、多数決で決めればよしとはいかない。

 原則をいえば、意思決定⇒実行⇒検証、いわゆるPDCを政治の流れに組み込んでいけば、1つひとつの問題がたまって塊になることはない。

 つまり、PDCは改革・改善的政治の最大の方法である。

 ところが、おおかたの権力者グループはこれをサボる。人気がありそうな政策を放り投げて、後は知らんふりが多い。その結果、不満が固まり、騒動の原因になるわけだ。

 派手な政治は不要だ。1つひとつの問題を精緻丁寧に取り組んで、しかるべく検証する。それが、いわゆるポピュリズム=衆愚政治を排除する最大の知恵である。わが国政治にも、この考えを浸透させたい。