イギリス・コーンウォールでのG7が終わった。会場のホテルが、国際会議には狭いと報じられたが、写真で見ると確かに狭い。
むしろ、狭さが首脳会議の親密さを演出しているように感じられた。主催者チームの工夫であろうか。いちばん安堵したのはジョンソン氏だろう。最近はまるで人気がなく、軽量級だ、信用できないなどの悪評紛々だ。
影の主役はトランプ氏であった。バイデン氏は、マイナスの位置から国際社会復帰を果たしたといえる。
もう1つは、「GC対G7」という構図である。「GC=Great China」と「Group of 7」である。
G7は「一帯一路」に対して、「Build Back Better World」(3BW)構想を打ち上げた。100か国以上が参加している一帯一路に対する、途上国向けインフラ支援構想である。一帯一路に対する批判から出たものであるが、よりよい提案が打ち出されるならば世界にとって大いに上等だ。
一帯一路がなかったら、このようなアイデアは登場しなかったのだから、中国もまた誇らしく思うであろう。