月刊ライフビジョン | off Duty

たまには機種変更もアタマの体操

曽野緋暮子

 今年の1月14日でWindows7のサポート終了だったが、昨年末は取込み事が多くて手が回らなかった。年が明けてWindows710にアップデートしようと動き出したら、私のパソコンはアップデートの対象外だと判明。パソコンに詳しい友人は「仕事ではないのだから7のままで大丈夫」と言う。

 でも振り込め詐欺対策で金融機関窓口での振り込みがままならない昨今、ネットバンキングを利用しているし、ネットショッピングもしている。パソコン素人の私は乗っ取りやハッキングが不安だったので、思い切って新しいパソコンを購入することにした。

 スマホが浸透してパソコンの需要が落ちているだろうと思って出かけたお店では、パソコンの高価格にびっくり! 店員曰く――ここに来てパソコンの需要が伸びている。おまけに7のサポート終了も重なって品薄状態にあり、すぐに持ち帰りはできない。Windows10は初期設定が難しく、専門部門に依頼するので1週間は待ってもらわないと――。いろいろ言われて疲れてしまい、一旦退散。

 帰宅後友人に愚痴ると、恰好なお店を紹介してくれた。早速出かけて店員にパソコンの用途を告げると、頃合いのパソコンを提示してくれた。「初期設定はどうしますか?」。今までは自分でしていたと言うと、Windows10は初期設定でトラブる人が多い。トラブってから持ち込まれると余計な時間がかかる、と言われた。7の終了期限も迫っているし、ここはお金で解決しようとお願いすることにした。私が高齢で気の毒に思われたのか、ウイルスソフトもプロバイダーの設定も一緒にするので3~4日待ってくださいと言われ、ほっとして帰宅。

 翌朝、新しいウイルスソフト設定の痕跡が手元のパソコンで確認できた。なんと午前3時! 昼前に「パソコン準備できました。」の電話があり、いそいそとお店に行った。思ったより早く入手できたことがうれしくて、購入を考えていたプリンターもその場で購入した。パソコンもプリンターも新機種なので、近年使っていない頭を駆使して何とか、したいことができるようになった。

 次はスマホの機種変更だ。年末、トイレで瞬間水没をしたスマホがちょうど更新時期。2月初めに機種変更手続きに行き前と同じ機種を希望したが、生産中止で初めての機種になった。スマホの契約は相変わらず、得か損か皆目わからない。「いつでもプラン見直しができますよ。」との言葉を頼りに、出された書類に次々とサインをした。

 スマホはパソコン以上に、分からないことだらけ。でも今の時期「入門」から「スマホおでかけ」まで無料講座が多く用意されている。次々と受講して普段使わないアタマをフルに使っている。