セミナーご案内
組合のIdentity

セミナーのコンセプト

90年代以降の組合運動は、押し寄せる難問を潜り抜ける防戦一色の歴史でした。その間に非正規雇用は4割に増え、所得格差が広がりました。働く人は与えられた構造の中で、正社員でいたければ長時間労働、自分の人生を大事にしたければ不安定雇用の、いずれかの選択を余儀なくされています。

国民生活の基盤である雇用の質の低下により、年金や医療、社会保障など国の基盤も揺さぶられています。働き方は個人の問題である以上に社会と国柄の問題ですが、人々の関心はいつまでも内向きです。

「経済成長至上主義」は万病の薬でしょうか。労働時間など国際労働基準を堂々と無視した経済大国は今のままでよいのでしょうか。人間が主人公の社会作りのために労働組合は何をすればよいのでしょうか。

組織の方針を打ち立てる季節に先駆けて、組合運動の棚卸と針路について考えます。


セミナーの切り口

  1.時代状況を概観する
     ―― 政治・経済・社会・国際
  2.組合のIdentityは何か
     ―― 社会を創る主体としての組合活動とは
  3.組合運動のこれから
     ―― 成果と評価、そして針路

日 時 2012年2月20日(月) 13:00〜16:45
会 場 国立オリンピック記念青少年総合センター
  渋谷区代々木神園町3-1
  Tel:03-3467-7201  http://www.nyc.go.jp
参加費 10,000円
ユニオンアカデミー会員は8,000円
    セミナーには文庫「協働する社会・学」が付きます。
講 師 奥井禮喜
    ライフビジョン代表、ユニオンアカデミー事務局
主 催 ユニオンアカデミー
〒151-0063 渋谷区富ヶ谷1-53-4 本橋ビル3F
tel:03-3485-1397 fax:03-3460-4456 soc@lifev.com

who's 奥井禮喜
1976年、三菱電機労組中執時代に日本初の人生設計セミナーを開催し、現在のライフプラン研修ブームを草分ける。著書「老後悠々」(日本経済新聞社)「労働組合が倒産する」(総合労働研究所)で人事・労働界の注目を浴びる。1982年独立し、個人の老後問題から人事労働問題、政治、社会を論ず。1985年月刊ライフビジョン創刊。1993年『連帯する自我』をキーワードにライフビジョン学会を組織。2002年大衆運動の理論的拠点としてのユニオンアカデミー旗上げ。2006年On Line Journalライフビジョン創刊。講演、執筆、コンサルテーション、インターネットによる通信教育などで後進育成中。
2010.8文庫「だから、組合に行こう」、2011.11文庫「協働する社会・学」発行。