成人式とはたちの集い
わが成人式は1964年の1月、前の東京オリンピックの年である。会場は横浜・関内駅に近い文化体育館。大ホールには振袖姿の女の子や真新しいスーツを着込んだ男の子合わせて7千人の若者たちが集まっ...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
わが成人式は1964年の1月、前の東京オリンピックの年である。会場は横浜・関内駅に近い文化体育館。大ホールには振袖姿の女の子や真新しいスーツを着込んだ男の子合わせて7千人の若者たちが集まっ...
子どもの頃、我が家には内風呂がなかった。ご近所でも風呂がある家は少なく、たいていは町内の銭湯を利用していた。歩いて5分ほどのところの「藤の湯」が我が家の風呂場だったが、ここが休みならちょっ...
高校生になってすぐの頃だから、いまから60年の昔である。町内の青年会の役員だった向かいの八百屋のあんちゃん(当時は若い衆をこう呼んだ)がやって来て、中学を出たんだから青年会に入ってくれと言...
わが家は商店街の中の仕舞屋(シモタヤ:商売をやめた家)だったことは前に書いたが、筆者が中学生のころ商家に復帰した。しかし、始めたのはもとの菓子屋ならぬ葬儀社だった。そのころ父がある事情で休...
わが産土の社は横浜市神奈川区の熊野神社である。例大祭は8月の中旬で、暑い盛りの祭りの日には、真夏の太陽の下で神輿の飾りがまぶしく煌いて、それだけで祭りの興奮を引き出していた。昼には山車と神...
子どものころ、夏の土曜日の暑い夜は、ことさら心躍るひと時だった。わが住む商店街の通りに、市電の終点から次の停留所あたりまでの300㍍ほどにわたって、車道と歩道の境目にまたがって夜店が軒を連...
遊びは子どもにとって生きることの土台であり、子どもらしい子どもになるための必須のカリキュラムである。その点では今の子どもも昔の子どもも変わりはしない。しかし、決定的な違いは、昔の子どもは戸...
横浜市は現在、人口370万人、市としては大阪(270万人)をはるかに抜いて全国一のマンモス都市である。しかし、筆者が小学校で習っていまだに覚えている数字は人口95万人、大阪はもとより、名古...
筆者の生まれ故郷である横浜市神奈川区の商店街へ久しぶりに行って見た。東横線の駅と道路と街区の構造は、子どものころと少しも変わらないが、街並みは70年の時を経て一新したのは言うまでもない。昔...
この連載も丸3年書かせていただいている。わが住むまちのあれこれの話題を、たいした脈絡もなく書き綴ってきたが、ここで視線を過去に向けて、地域に生きた自分史をしばらく振り返ってみたいと思う。生...
いつもは行政や議会の「お客さん」でしかない地域住民が、4年に一度、それも1週間だけ「まちの主人公」として市長・市議候補から「お願いしま~す」と平身低頭してもらえる選挙の季節がやってきた。昨...
わが住む町田市が公共施設再編計画なるものを進めていて、それに対して「まちだ未来の会」という市民グループが結成されて批判を展開していることは再三述べた。2月にはいよいよ市長選・市議選がある。...