「 2019年05月 」一覧

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世論の1人として考える

NO.1303  世論というものは、実際のところ掴みどころがない。いったん緩急あれば、あっという間に沸騰して爆発的な力を発揮する。しかし、その本質がどこにあるのかわからない。昨今はとりわけ...

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美味しい生活

 食品ロス削減推進法案が話題だ。食品廃棄物は年間2842万トンあり、今回の法案の狙いは、食べられるのに廃棄されている(食品ロス)のを減らそうという狙いで、食品ロスは643万トンだとされている...

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木に登ったブタみたい

 自民党が「遊説活動ハンドブック」なるものを配布した。要は、メディアに突っ込まれるような失言をしないようにという注意マニュアルである。  議員にとって国民に対する演説はいわば活動の華である...

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表現の自由の悪用

 表現の自由は、憲法第21条で、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」と書かれている。  議員が失言・暴言と批判された場合に、しばしば「表現の自由だ」と居直る...

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同じ穴のムジナの本音

 美しい穂高の名前の、酒癖の悪い国会議員が、天下御免の酒乱ぶりを発揮したのであるが、新聞が書いていないことがある。  すなわち、丸山某の発言が戦争に及んだのは、日露領土問題の交渉が行き詰ま...

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亡国の兆し!

 ひさしぶりに『魯迅選集』をかたっぱしから読む。  中国では、辛亥革命で1912年に孫文(1866~1925)を臨時大統領として共和制を宣言し中華民国を成立させた。  これがそのまま順調...

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米国流は歴史的に敗北する

 カントは、自然状態では人間は敵対的であるが、農業で生活できるようになり、さらに商業が発達すると平和に向かうと考えた。  農業も商業も戦争とは両立しない。  農業を通して、人類は、1人よ...

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転回か博打か!

 カントは、「認識は対象を模写するのではなく、主観が感覚の所与を秩序付けることによって成立する」とした。  つい先日まで、北朝鮮はどうしようもないと認識して、「制裁あるのみ」と突き放し続け...

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せめて歩道らしい歩道を確保したい

 大津の園児死傷は車道を走っていた自動車同士が衝突した巻き添え事故であるが、これ、日本全国で他人事ではない。  保育士さん1人当たり数人の園児を連れて散歩しているのをしばしば見る。1人で自...

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党首討論すらできないとは

 日本が明治になったとき、英国では、自由党のグラッドストン(1809~1898)が政権を掌握し、保守党のディズレーリ(1804~1881)と議会で華々しい党首討論を繰り広げていた。  ディ...