昨日の党首討論で、読売社説(5/31)は「党首討論は政策論争」せよと主張する。政策論争はもちろん結構だ。
しかし、あんな短い持ち時間で政策論争をやれるか。
いや、その前に、安倍氏がまともな日本語をしゃべっているか。この間、安倍氏が質問に対して正面から答弁した記憶がない。
安倍氏の口から出る言葉は、その場限りの出まかせと、質問に対するオーム返しだから、いわば昨年から国会はほとんど停止状態である。
社会的常識を踏まえているならば、いや、安倍氏の愛国心なるものに中身があるのであれば、まさに自分の不徳のいたすところで国政混乱を招いているのであるから、この際、安倍氏と麻生氏は手を携えて辞任するべきだ。
というわけで、政策論争ができるような自民党党首に挿げ替えるのが目下の手順である。
まあ、それにしても、これだけ周囲を固められて、まだ知らぬ存ぜぬを通せると考えるのは、少なくとも大人の態度ではないし、まして、真っ当な政治家の態度ではない。
安倍氏・麻生氏が粘るだけ、わが国の政治史は汚されていく。