日々道楽

架けない架け橋論

 21日から23日までオーストリアのウィーンで核兵器禁止条約第1回締約国会議が開催される。核保有国は核兵器禁止条約を強く反対している。

 政財界人は核兵器禁止、さらに軍縮という文脈を嫌う。安全のためか。おそらくは、さしたる知恵がないので、現状維持を求めている。本音は、軍事マーケットの縮小が嫌なのだ。

 核抑止論は破綻した。二流の心理学を武器とするプーチンの恫喝によって。

 そもそも、いずれか国のリーダーとはいえ、核兵器のボタンを持っている人間がとことん理性的なんてことはありえない。トランプの場合にも少なからぬ人々が眉をひそめていた。

 核兵器は防衛の武器ではない。地球上の生物を滅ぼすだけではなく、地球もぶっ飛ばしてしまう可能性がある。たとえば、追い詰められたプーチンが、どうせなら地球を道連れにと考えない保証はない。

 核攻撃くらった国が防衛のためと称して核兵器を後攻めで使ったならば、防衛どころか、地球破壊の相乗効果を上げる。結末はわかっている。

 正解はただ1つ、核廃絶、軍縮への文脈しかない。

 締約国会議へ、ドイツ、オランダ、豪州の政府はオブザーバー参加する。日本政府は参加しない。

 日本政府は、核保有国と非保有国の架け橋になるというが、なにもやらないのは、過去の歴史が証明している。架け橋とは、なにをおやりになるのですか?

 直ぐにばれるようなヤルヤル詐偽みたいなものだ。

 本当になにかおやりになるのであれば、ぜひ、岸田氏の口から具体的内容をお聞きしたい。