緊急事態宣言解除の目安は、直近1週間の感染累積数が10万人当たり0.5人程度以下である。政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」(3/26決定・5.25変更)を読んでも、要するに当面感染者が減っているから解除したというだけだ。
国民に「わかりやすい疫学解析情報の提供」を掲げているにしては、要領を得ない。医療体制については、「やります」と書かれているが、実際、どこまで改善されているかは書かれてない。
同方針は結構長いが、いわゆる三密を避けろ、他者との距離を置け、手を洗えなどがくり返し主張されていて、要するに新型コロナはよくわからないから、頼みの綱は相変わらず自粛である。
たいしたことがやれていないのに、奇妙に日本はうまく行っているというのが外国の見方だ。専門家が、解除は政治的判断だというような事情である。
そろそろメリハリの利いた話が聞きたいものだ。